「名護湾越しの景色」
高速から降りたときの解放感と安心感。
名護湾越しに見えるあけみおSKYドームと
その先に見える赤と白の煙突。
そして青く透き通る海。いつもそこにある安定感。
一般部門 ペンネーム:きこ
7月6日受付no.17
「75発の打ち上げ花火」
名護の日にマイクラ三昧。75発の花火を打ち上げよう。
初めはモクモク、いつしかワイワイ、気づけばバチバチ、
一触即発乗り越えて、すばらしい花火。ありがとう
一般部門 ペンネーム:CorderDojo名護
7月6日受付no.18
「渡波屋(とわや)」
愛の告白はトーヤーで。悪ガキのヤンチャもトーヤーで。
たくさんの青春を見守った「渡波屋」は
村の安寧と鎮魂を祈る聖なる岩座。
船を見送り白い煙を焚いた場所。
no.19
「オバァの天気予報」
「あい、明日は雨ふるさー」オバァの天気予報はよく当たる。
遠足の前の日はオバァ予報士の「大丈夫、晴れる」の声に安心した。
予報の根拠は嘉津宇岳にかかる雲。
no.20
「愛しのYABU」
屋部寺、水門、フクギ並木。
クジラ山、学校の梯梧、屋部エーキの赤瓦。
スンジャーガー、嘉津宇岳、山なみに沈む夕日。
変わったもの、変わらないもの、全部好き。
no.21
一般部門 ペンネーム:やぶっ子
7月6日受付
「少しの勇気と少しの1歩」
勝手気ままな一人旅。晩ご飯は、あの店のフライライス…。
寡黙なご主人が振るフライパンを眺めつつ、
勇気を出してハローと声をかける。
ちょっと特別な辺野古の夜
一般部門 ペンネーム :ドローンマン
7月7日受付no.22
「コンセプトシティ名護50th」
年に一度、名護湾にピィートゥが来る時代があった。
自然と共生していた時代。これからは、世界と共生する時代。
名護親方の6つの教えをこれからも思い描きたい。
一般部門 ペンネーム なんとなくヤギ
7月7日受付no.23
「わたしの名前は」
ずっと名古屋で生まれたと思っていた。
亡くなった母の日記が見つかった。
名古屋じゃなくて名護だったんだ。
名護の海をみてしっくりきた。
だって私の名前は美海。
no.24
「なんかごめんね」
待つこと四日目の朝。ついに奴らは現われた。息を殺す。
琉球松の蔭に隠れて愛の営みを激写‼
その瞬間、二匹のヤンバルクイナは跳んで逃げた。
なんか、ごめんね。
no.25
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月7日受付
「記憶の片隅」
懐かしい風 変わらない空 懐かしい音 変わらない声
懐かしい匂い 変わらない味 懐かしい顔 変わらない笑顔
懐かしい名護 変わらない名護
いいな、いいなぁ。
no.26
一般部門 ペンネーム:カセットテープ
7月8日受付
「かずお先生」
50周年の節目を迎えた今の名護を、先生だったらどう描くのかな。
僕らに我が街を描く喜びを教えて、自分だけ先に行っちゃった。
先生、天国からちゃんと見てる?
no.27
一般部門 ペンネーム:美術部
7月9日受付
「津嘉山酒造所」
美味い泡盛を造るだけじゃないよ、
物語を紡ぐストーリーテラーの杜氏がいる酒蔵。
HEAD OFFICEの文字残る赤瓦の葺き屋根は、
これまでもこれからも國の華を咲かせ続けて。
no.28
一般部門 ペンネーム:のんべえ
7月9日受付
「砂埃と海」
幼い頃、砂埃のなか煌びやかなトラックをキラキラと追いかけた。
カサカサの瞳で海上の船を見つめた時もあった。
穏やかな朝、街の名の通りなごやかな海を抱く。
no.29
一般部門 ペンネーム:ほしずな
7月9日受付
「なんぐすくの祈り」
山の緑と海の青をいっぺんに独り占めできる名護岳の中腹で、
かつて黒い煙の船を、涙と白い煙で見送った先人の胸中を思う。
末永く平和な世の中でありますように。
no.30
一般部門 ペンネーム:月桃
7月9日受付
「週末のマーメイド」
東京から那覇まで約三時間。那覇から名護まで約二時間。
夏の間その人は毎週末やってくる。
それくらい名護の海には価値があるんです。
笑ってその人は海に潜った。
no.31
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「理由のない理由」
名護が嫌いだった。故郷を離れる夜、おばあになぜ嫌いなのか聞かれた。
私は答えられなかった。10年経った今なら分かる。
名護が嫌いな自分が、嫌いだったんだ。
no.32
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「許田駅」
満員電車を降りて改札をくぐる前に足が止まった。
ゆらゆら揺れる車の中 高速の出口で目を覚まし
父の制止を振り切ってかけ降りたあの駅で嗅いだカマボコの匂いだ。
no.33
一般部門 ペンネーム:平一紘@ミラクルシティコザ
7月10日受付
「あの夏」
あなたの横顔に、橙色の夕陽が差していた。
「世界一綺麗な海を見よう」
あなた越しの名護の海を、いつまでも見ていた、あの夏。
あなた、今も元気でいますか?
no.34
一般部門 ペンネーム:鈴川すず
7月10日受付
「天の河原に星六つ」
天体観測が趣味の私に付きそって彼は辺戸岬まできた。
名護の夜空は静寂。
「あ、北斗七星だ」
ううん。それは南斗六星。
懸命に知ったかぶりをしている彼は可愛い。
no.35
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「虎と馬と鳥と」
辺戸岬にある巨大ヤンバルクイナ展望台。
夜になると動き出してカップルを頭から食べるんだ。
と父が笑って言った。
その日からあの鳥を見ると足が震えるんです。
no.36
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「名護那覇そば論争」
名護のオジーは那覇にきて沖縄そばを食べると必ず
名護のスバが美味しい。
と言うので名護の名店の沖縄そばを出してみた。
那覇のスバは美味しくないねぇ。だって。
no.37
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「ネオパークオキナワ」
鳥たちが後を追うのは、手の中に餌があるからだよ。
怖くないよ、綺麗だね。
ピラルク、大きいね凄いね。いろいろな動物がいるね。
楽しかった、幼い娘と名護の旅。
no.38
一般部門 ペンネーム:鈴川すず
7月10日受付
「名護の風に吹かれて」
『名護市の75文字ストーリー』に応募しようと
物語を考えているけど全く書けない。
京都に住んでいて沖縄に行ったことなど一度もないからだ。
そうだ名護、行こう。
no.39
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「窓の灯」
新型コロナのせいで面会制限。わがままで寂しがりやの父に会えない。
寝たきりで電話もできない。医師会の窓に灯がともった。
オヤジ、がんばれ、がんばってくれ。
no.40
一般部門 ペンネーム:七転び八起き
7月10日受付
「やまや」
もちもちの自家製麺に丁寧な出汁、ホロっと崩れるソーキ。
最高にいい仕事してたよなあ、大将と女将さん。
閉店は残念だけど、長い間ありがとう。お疲れ様でした。
no.41
一般部門 ペンネーム:そばジョーグー
7月10日受付
「満月の甲虫」
ヤンバルテナガコガネは捕まえてはいけない。
だから見るだけ。
昔、父に連れられて行った秘密の森に子供達を連れてやってきた。
満月。今年も黄金虫は輝いていた。
no.42
一般部門 ペンネーム:我那覇孝淳
7月10日受付
「つないだ手は」
「今年は友達と行くから」
中学生の娘はそう言って出かけていった。
あの夜空一面に拡がるまつりの花火を今年は妻と二人か…。
俺の右手は娘からビールに変わるな。
no.43
一般部門 ペンネーム:よぎこう
7月10日受付
「なぐさめ」
ちっぽけな自分だと思います。
名護の海原、幸喜ビーチ。
砂粒みたいな悩みなんて、青い空に溶かしてしまえ。
そう、波風が言ってくれるのです。
no.44
一般部門 ペンネーム:鈴川すず
7月10日受付
「ぱぴぷぺぽ」
ぴんぷんがじゅまるから始まり ぷらー、ちゃーぱい、
ちゃーぷんない、 ないぷーその他もろもろ、
発音にぱぴぷぺぽ使いがち愛すべきなごんちゅ~!
愛すべき名護なまり
no.45
一般部門 ペンネーム: きこ
7月10日受付
「名護市誕生五十周年」
名護に生まれ名護を出たり入ったり
私が成人式の頃 名護市が誕生した。
あれから時の早さを実感しつつ 私は名護に、居る
これからも名護市と自分の歴史を重ね生きて行く
no.46
シニア部門 ペンネーム:友子
7月10日受付
「名護市の8分の1」
名護市に移住して6年と少し。
はじめは帰省時の東京の賑やかさに安堵感を覚えた。
今では名護湾の風景にただいま、と思う。
祝名護市50周年。その1/8を名護市と共に。
no.47
一般部門 ペンネーム:あんバター
7月10日受付
「ちがう思い出」
生まれて10年。名護で6年。
人生の半分以上を沖縄ですごした。
東京のときとはちがう思い出。
東京が雪だるま。沖縄が海。
東京は洋かん。名護は10円まんじゅう。
no.48
こども部門 ペンネーム:しゅうハム
7月10日受付